つい1か月前の圃場は、堆肥を撒いたり、トラクターで耕耘して播種や定植の準備がメインでした。
あっという間に、すべてのエリアが野菜たちで埋まり、日々ぐんぐんと成長しています。
ここ宮城ではこの頃ようやく夜間に気温が15度を下回るようになり、日中との寒暖差も野菜の成長と食味を後押し。特に、一雨ごとに野菜がぐっと成長するのを実感します。
湿って水分を蓄えた土壌の上で、野菜が葉に露を乗せて葉を伸ばして朝日を浴びている姿は健気で、「頑張って大きくなってね」とつい声をかけてしまいます。
8月26日に播種した白菜たち。中央の葉の立ち方に結球の兆候を感じます✨
新鮮な白菜は表面パリシャキ、水分ジューシーでお鍋や浅漬け、キムチと大活躍です。
コカブも順調に成長中。
こちらは、「もものすけ」という皮も中身も桃色のサラダカブ。
店頭であまり見かけない品種なので、マルシェで注目を浴びそうです。
(上から)
キャベツ・ブロッコリーも定植直後は高温とわずかな雨で成長が鈍化していたものの、9月からは雨で土壌に水分が戻ったことで遅ればせながら外葉が大きくなってきました。
菜花「冬華」も定植後無事根が土壌に活着し、太陽に向かって成長していっています。
空心菜とつるむらさきは7月から収穫が続いている優等生の葉物野菜です。
追肥してもっと頑張ってもらおうと、地下水をポンプでくみ上げ、500Lのタンクに液体肥料を作り、スタッフが圃場とタンクを往復して一生懸命ジョウロ潅水で肥料をあたえてくれました。
春菊もこれから収穫に向け成長しています。
朝、葉の表面には薄く朝露がついていました。
太陽の陽で蒸発する前の一瞬の出来事です。
リーフレタスもつやつやで柔らかな葉を風にそよがせています。
サツマイモ畑ではいよいよ10月の収穫に向け、マルチの下で大きくなる最終期を迎えています。
幼稚園児をはじめ外部から毎年芋ほり体験を楽しみにしてくださっている方がお越しになる人気のサツマイモ、今年の出来が楽しみです。
玉ねぎの苗も圃場の片隅でいったん大きくしてから、11月初め頃に畝に定植していきます。
今年の苗は揃っていて出来がよいです。
苗床の設置を担当したチームスタッフが、均一な置き方になるよう丁寧に作業してくれたおかげです。
幸満つる 野蒜農園では芝生も育てています。
肥料を与え、水をやり、刈込みをおこないながら、雑草を手作業で丁寧に除去して出荷を待ちます。
芝をなるべく傷つけないようにしながらの除草作業は気を使い集中しながらの作業ですが、この日担当したチームのスタッフたちは終日頑張って目標範囲を完了してくれました。