周辺の田んぼの稲刈りも終わりつつあり、景色も気温もすっかり秋めいて、夏野菜から秋冬野菜へのバトンタッチの準備が進んでいます。
冬の幸満つる 野蒜農園を彩る野菜といえば、雪菜とほうれん草です。
特に、寒さが増して寒風にさらされることで、肉厚で甘みを蓄えおいしさが増すちぢみほうれん草は毎年人気を博しています。
今年も9月中旬から雪菜とほうれん草の播種を順次行いました。
この二種類の野菜は、広範囲に多量に種をまくため、「ごんべえ」という手押しの機械で行います。
まずは、播種する畝を立てるところから。
畝立て自体はトラクターで行いますが、正しい位置でトラクターの導線を直線に引く準備は、スタッフの腕の見せ所。
この作業のおかげで、まっすぐの畝を立てることが出来ます。
畝を立てたらごんべえに種を投入。
車輪の進み幅とベルトの穴幅がマッチして、その野菜の播く間隔に種を落とすことが出来ます。
ひとつの畝に5列に播種。
スタッフが交代で担当します。
しっかりと出来ています。
スタッフが丁寧に作業に取り組んでくれた結果、雪菜、ほうれん草ともに無事発芽しました。
一番最初に播種した畝の雪菜は、ぐんぐん成長しています。
東から昇る朝日を浴びて一斉に同じ方向を見上げるような雪菜。
お客様にお届けできるようになるまで、虫や病気にかからないようこまめに栽培管理していきます。